情報技術者へなろう系ブログ

30歳を前に、文系からの転向を夢見ています

職業訓練校もあとわずか_別れ

残すところあと数日で訓練終了となりました。

たった6ヶ月、過ぎてしまえばあっという間で

しかし振り返ると少し懐かしくも感じられます。

 

当初12名ほどいた同期入所生も

いまでは私含めて5名ほどに減りました。

 

内定しても、企業との調整次第で訓練終了まで残ることはできます。

しかし基本は就職が決まった人からポツポツと早期退所をしていきます。

そして今日も一人、Bさんという方が退所されていきました。

 

このBさんとの別れが、他のどの訓練生のものよりも一番寂しく感じられました。

 

Bさんとはこの一ヶ月でやっと打ち解けて話すようになった程度の関係です。

Bさんの年齢は50代前半で、不服そうな表情と怒っているような威圧的な声。

初っ端から先生に対し食って掛かるような態度で

「言っている意味がわかりません!もっと分かりやすく言ってくれませんか?」などと

思ったことをズバズバと発言し、教室全体で困惑する場面も多かったです。

 

休み時間での雑談でも

「訓練を受けることよりも失業手当をもらうことの方が目的だ」

と悪びれもせず大きな声で話していて、みな本心では不安を感じていたようです。

 

私も正直『あまり関わりたくないなぁ…』という印象でした。

 

しかし3ヶ月4ヶ月経ってくると、直接頻繁に会話しなくとも

Bさんがどういった人物なのかと言うのが段々ぼんやりと分かってきました。

 

模試で全国一桁をとる程に学業優秀だったが

いわゆる「空気の読めない子」として幼い頃から生き辛さを感じてきたそうです。

イジメられることもあったといいます。

 

早い段階で自分は組織に属して働くことは向いていないと判断し

先々独立して出来る仕事を身に着け、40代辺りから個人事業と投資で

悠々自適とはいかなくともまぁまぁ暮らしていけるだけの体制を組み立てて

 

それでも時々は雇われてしばらく働いたりもしていたんだと。

 

どこまで本当のことかはわかりませんが

教室中に響く大きな声で話されるので、面白く聞かせてもらいました。

 

 

そんなBさんと直接話すようになったのは

もう訓練も終盤に入り、パソコン室での作業をメインになってきてからです。

 

Bさんはあるアイドルを熱烈に応援しており、昼休みに私が何気なく

「そのアイドルさんかわいいですよね」と相槌を打つや

私の机のPCでYoutubeのお勧めのPVを広げ

そのアイドルの良さを感情豊かにアピールしてくれました。

 

なんだかんだ話してみると、Bさんは思ったよりも話しやすい人で

怒っているような声も、単に声がでかいだけで

食って掛かるような発言は、純粋に疑問を思ったままに発しているだけで

それが相手を不快にさせてしまう場合があることも経験上承知していて

だからこんなオッサンになっても嫌われちゃうんだよ~と自虐したりして

なんだか結構かわいげのあるオジサンだなぁと印象がガラっと変わりました。

 

また改めて見直してみると

50代で0からプログラミングを始めて

サンプルコードの1行1行の意味を理解するまで

何度も先生や年下の同期生にしがみついて教えを乞い

若くたって全然頭に入ってこない訓練についてきていることには尊敬の念を抱きます。

 

そんなこんなでこの一ヶ月間で一気にぐっと仲良くなって

お互い軽口なんかも叩けるくらいになってはきたところですが

Bさんが内定をもらったからと退所をすることになったのです。

 

もちろんうれしいことなのですが、

それでもも少し一緒に取り組みたいなぁ寂しいなぁと思うのでした。

 

訓練校の中でBさんが一番感情豊かで素直な魅力ある人だったなと。

もっと早くから打ち解けておけばよかったなぁ

なんてなことを、ちょっと思うのでした。

別れは寂しいものですね。